カテゴリー別アーカイブ: トレーニング科学

前宙に初挑戦してみた・・・


僕には体操経験などないのだが、「出来たらカッコ良いな」との思いは昔から持っていた。バク転とバク宙は練習したこともあるのだが、前宙は怖さの方が勝っていたため高跳び用のエバーマットの上で遊んだ記憶しかない。あとはプールか。


しかし、競技選手のトレーニング指導を生業としてからは、「基礎的な筋力さえあれば何でもできるようになる。要は工夫と努力次第だ」なんて言っているので色々と証明しなきゃいけない訳だ(笑)。で、楽しいから練習を始めた。ちなみに僕は49歳だ。普通のおっさんならまずやらないだろうね。危ないもん。


が、嘘はつきたくないので取り敢えず今日は前宙をやってみたのだ。あ~、一回目は怖かったよ(笑)。でも楽しい方が勝ったね。さて出来栄えは?・・・


残念ながらまだ要領を得ていないので回転軸が曲がっているし、着地のタイミングが悪い。でもそれだけだ。近々克服するぜ。


ちなみに今日は腕と肩を先に追い込んでからの挑戦だった。



あくまでも主体は筋トレなのである♪


にほんブログ村

発言者が誰であっても間違いは間違いだ・・・

しかるべき立場の人から「歩く」ことを勧められている人は多い。直接言われたことが無くても「新聞」や「ラジオ」で情報を入手して「歩くことが体には一番良い」と信じている人も多い。


しかし、誰がそれを勧めたのだとしても・・・

■数年間以上も計画的な運動習慣を持たず

■気付いたら太ったり、筋肉を失って痩せ細っていたり

■「よいしょ」とか「どっこいしょ」と言わずには立ちしゃがみができない人

が「歩く」ことは全く健康には役立たない。「止めた方が良い」といつも話している。


講演でも、セミナーでも、テレビやラジオでも、電話でも、メールでも僕の答えは同じだ。

歩くのは止めた方が良い。断っておくが、寝たきりになれとか車椅子を使えと言っているのではない。「上記のような人が健康づくりや減量を目的として歩くのは止めておいた方が良い」と言っているのだ。


我々の体は、長さと幅と厚みと重さがある構造体なのだ。このようなサイズと重量を持つものを動かすのには相当の「力」が必要である。そして、動かすだけではなく「止まる」ためにも「方向を変える」ためにも力は必要なのだ。それを失っているのに何故歩くことを勧めるのか?歩かせようとするのか?


「ゆっくり」なら大丈夫?では「ゆっくり」動いている時、「ゆっくり」止まる時にどれだけの力が働いているかを解って言ってるのだろうか?


もし本当に安全ならそもそも「介助」は不要だろう。本当にいい加減な専門家が多くて困る。やれやれだ。最初に必要なことはいつも筋トレなのだ。

一口に「体幹」とか「コア」をトレーニングするというけれど・・・

本当にそれが正しいものであるかどうかは「見る」人ではなく「観る」人によって変わる。正しい「観察眼」を持っている人に指導を受けなければ効果の頭打ちが来てしまう。まずい場合にはケガさえしかねない。そういった意味では安易に「体幹トレーニング」や「コアトレーニング」を打ちだしている人には不快感を覚えなくもない。

まあ、クライアントさんが選んでいるのなら仕方がないが、それで効果が出なかったり、不利益を被ったとしても、それはトレーニングのジャンルやカテゴリに問題があるのではなく、指導者の不勉強にあるので混同するのは止めていただきたい。

例えば、下のAとBの写真を比べていただきたい。
A.

B.

まるで別物であることは一目瞭然であろう。しかし、AとCの差異はお分かりになるだろうか?
A.

C.

である。写真では分かりづらいかも知れないが、実は3箇所の違いがあって、似て非なるものである。もちろん正解はA.である。しかし、正解は分かっても違いが分からないのであればプロとは言えない。そして理由も説明できなければいけない。自分でやって見せることも必要である。

NCCAではそういう見どころも教えている。だからADVANCEまで取得した人はクライアントが増えていくのだろう。確かな指導力はクライアントの体にも指導者の評判や収入にも大きく影響をするのである。




筋トレの真実・・・

限界まで追い込んだとすれば、100kgでも50kgでも我慢できない」という点で同じだ。


■筋肉は震え
■収縮速度は急速に低下し
■最大収縮位で固定することさえできなくなって
しまう。

ここが「安全な範囲」でのオールアウトの判断基準である。

つまり、筋肉はオールアウト状態に達すると、
■伸展筋群
■屈曲筋群
どちらも「重り」を持上げきったところで全て出し尽くしてしまうという訳である。

「ケガをしない範囲」はそこまでで終わり。

実際には使用した「重り」を元に戻すという「仕事」が残っているため、エキセントリックな動作に関して若干のゆとりはあるのだが、ここはイタズラに刺激するべきではない。

よく筋トレのマニアが「フォーストレップ法」と言って潰れてしまった後にも補助を付けて追い込んでいるが、競技スポーツ選手には全く無意味だし、ケガの発生頻度を高めてしまうので止めた方が良い。そもそも実際の競技ならば、追い込まれた時点では負けてしまっている。速度や可動域を無視したトレーニングには何の意味も無いだろう。

■パワー
■スピード
■アジリティ
等「速度」に関する能力をアップさせる目的の場合には、追い込みのタイミングとレベルは筋肥大を目的とした場合とは全く異なるのだ。

本気でチャンピオンスポーツの世界で生きていきたいなら、正しいトレーニング方法を理解し、マスターした方が良い。近年はインチキなノウハウをあれこれ修飾して「さも真実っぽく」見せているのが目立つからね。

皆さんがインチキに騙されていないことを願っているよ。

スピードを改善したいのであれば・・・

物理学をちゃんと勉強するべきだ。
その上で生理学や運動生理学、トレーニング科学を駆使していかなければならない。

競技スポーツ選手(Jr.からマスターズまで共通)のスピード能力を改善するトレーニング手法としてSAQトレーニングはポピュラーだが、その中でもラダーやミニハードルを用いたドリルはよく採用されている。

しかし、大事なポイントを外しているためにただのおもちゃになってしまっていることがある。おもちゃは『創造性』を高める上ではとても重要だが、そこに「指導者」がついて「指導してしまっている」から始末に負えない。

おもちゃを最大限に活用させるコツは、自由に好き勝手使わせることにある。それすらも理解できていない指導者は最早教育者ではない。

部活動の現場ではラダーやハードルをスタンダードメニューとして取り入れていることが少なくないが、そのことの効果や成果をどうやって評価しているのか甚だ疑問だ。これは昔から行われている「腕立て伏せ30回、腹筋30回」といった固定メニューとさして変わりがない。


ちなみに僕は、あまり現場でラダーやミニハードルを使わない。
使っていた時期もあるが、大して効果が無いので止めた。
いや、正確に言うと、もっと効率の良い方法がいくらでもあるので、わざわざ使う意味も無いと判断して止めた。


人が何故速く走れるのかは「力学」として捉えれば簡単である。
体重50kgの人間が50Mを7秒で走る時には「力」が必要である。
その「力」は長さと重さを持って上下左右に不安定な「人体」が発揮しているものである。

重心の軌跡や肉体の剛性をコントロールできずして運動のロスを軽減することはできない。
それが分かっていないのに取り敢えず「やらせている」だけの指導は害である。ましてポイントを外して遠回りさせるような指導は「犯罪」のレベルになる可能性もある。

だから、物理学って大事だよ。
難しいけど面白い。
そういう勉強も子どもたちには特に教えてあげる(気付かせてあげる)べきじゃなかろうか?