しかし、コンディショニングが上手く行っていればこその話です。
ちなみに、
私が経営しているトレーニングジムGETには、
会員さん以外にも
相談の持込や共同研究、商品開発の依頼などで
来客が絶えません。
つい先日もある高校の運動部の保護者数名と
そのご子息らが相談にお見えになりました。
相談の内容は、
1)スポーツパフォーマンスを上げたい。
2)ケガをしているので対策を教えて欲しい。
大まかにはこのような相談でした。
が、私が予想したとおり
部活は平日だと3時間びっちり、
日祭日や長期休暇中ともなると、
1日8時間以上に及ぶこともあるそうです。
「大変ですね」∑(-x-;)・・・
保護者の皆様には…
「1日は24時間しかなくて、
部活時間が長くなればなるほど
回復時間は短くなりますよ」
「ケガしているときには
何をやっても中途半端になります」
とご説明しました。
選手各位には普段やっている
・専門競技練習と補強トレーニングの違い
・これまでにやってきた補強トレーニングの間違い
について説明しました。
相当なカルチャーショックだったと思います。
だって、
今やっていることが
何のプラスにもなっていないことを
聞かされたのに加えて、
監督の方針と
私の立てた対策が
全く噛み合わないのですから。
そもそもこの暑い最中、
長時間の運動など正気の沙汰とは言えません。
そんなことをやって強くなるのなら
サウナに入っているおっさんの方が
体力があることになりますね。
もちろんそんなことはありませんけど。
人間、
専門外のことについては、
あまり度が過ぎたことを
やらない方が良いと思います。
部活動の指導者は
運動の経験者ではあっても
運動生理学やトレーニング学については
ほとんど素人同然です。
人間の体は無茶をすれば壊れますし、
体力は回復しなくなりますし、
やる気だって萎えてしまいます。
それが正常。
選手・保護者曰く
・痛いと言えば練習させてもらえない。
・痛いと言えば試合に使ってもらえない。
・痛いと言えば草むしりが待っている。
のだとか・・・Σ(・ω・;|||
まるで専制君主ですね・・・
しかし、真に受ける側も考えものです。
どうせ痛くてケガしているのであれば、
練習せずに試合も見学に回って、
草むしりしながらでも
早く回復させれば済むのですが、
それを嫌がって
わざわざ「痛い」方を選んでいるのです。
まるでSMの世界ですね。
倒錯しているとしか思えません((>д<))。
正しいトレーニングと
コンディショニングを行えば
簡単に回復して
パワーアップもできるのになあ・・・
残念ですね。