運動速度と発揮できる筋力の関係・・・

あまり分かっていない人が多いので再度解説を試みたい。



人が「最大努力」で筋力を発揮する時、よく訓練された人であれば使用部位を問わず概ねこのような筋力発揮曲線となる。


しかし、通常の筋トレの世界では図の右側の能力を加減することでレップを繰り返しているのだ。よく最大反復回数10RMで3セット等の組み方がなされているが、本当に限界まで追い込めたとして、最後は運動速度が0、つまり動かせなくなる訳である。レップの少ないうちは余裕があるからスピードもあるが、徐々に疲労してスピードが落ちて、最終レップでは「もう次は潰れてしまう」ってとこで終わりになるということだ。


ここで注意が必要なのは・・・

◆セットの開始段階では「余力」があるため使用するウエイトが軽く感じられる。このため「最大努力」で行うと「加速度」が生じる。

◆この場合、動作の終点(重りを上げきった時)へ向かう方向へ慣性が大きくなり、ウエイトの「跳ね上がり」現象が生じる。

◆跳ね上がった瞬間に筋肉にかかっている負荷は一瞬0になるため緊張が抜けてしまう。

◆その直後には下向きにウエイトが落下してくるので、弛緩した筋肉が反応し切れない場合には負荷を関節で受けてしまうことになる。


これらの事態を避け、運動中の筋緊張を維持するために通常の筋トレではスピードをコントロールして行うのである。関節のことを考えればそれが確かに安全かも知れない。


しかし、そのようなトレーニングが不適、または完全に目的を解決することにならない層があるのだ。


◆トップアスリートやそれを目指す層

◆転倒の可能性が高い高齢者や低体力者層


このようなカテゴリの方には「加速度」を無視したトレーニングは有効ではない。トレーニングに要する時間が有限であることを考えれば特にそうである。


人の体は・・・


◆高速で動けば動くほど

◆使用する重量が重くなれば重くなるほど


「安全」を維持するために自動的に有効可動域を制限してしまう。それが反射機能だ。これを無視して「ゆっくりした動きだけ」「軽い重さだけ」を利用してトレーニング技術のみで適応しようとしても、能力が最大限に高まることはない。


筋トレを「しないよりはマシ」程度に考えるのではなく、自分の目的に応じて「正しく」実践するためには色々な知識が必要である。これをマシンに埋め込んだのがリアクションレジスタンスマシン(鍛錬製)だ。



これを使わずに正しくトレーニングしようと思うなら、そのレクチャーを受けるべきだろう。特にスポーツ競技志向、高齢者転倒予防の分野に関しては成果がまるで異なってくる。ウチでも対応しているのでお問い合わせいただきたい。


一般社団法人全日本コンディショニングコーチ協会(NCCA)まで。


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