いつかはプロ野球選手に・・・

そう胸に抱いて日々頑張っているのは子どもか、親か、監督・コーチか?
夢が真剣であればある程重要
な問いかけである。

しかし、その全ての人にとって、少なくとも「ピッチング」というか「投球」に関する全てに役立つ「トレーニング教材」として完成させたものが『ピッチング・スピードアップ・プログラム』である。

その中には「他の同種の教材には含まれていない」種類のトレーニング方法が沢山含まれている。中でも「鉄棒」を使ったトレーニングは特異的なオリジナルメニューだが、「それが無い」という理由で「他の方法を」と尋ねて来られる方が後を絶たないのだが、無ければ買うか作るより外に無いだろう。

「ぶら下がる」という行為のみによって生じる重力による牽引力を利用するのだから。壊れさえしなければ壁や鴨居等探してでもやってもらいたいトレーニングなのだ。


以下はそれに絡む複数の質問を同時にしてこられた方のメールである。

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森部先生

ピッチング・スピードアップ・プログラムが届いて毎日トレーニングしていますが、
投球練習の後は必ず右側背中の筋肉が痛くなり、しばらく投げられません。鉄棒メニューと脊柱メニュー以外全て実施しています。そこで以下質問です。

脊柱の各種メニューを行うとトレーニングを行っている最中から、脊柱が痛くなってきます。やめた方がいいのでしょうか?それとも痛くならない程度に軽めでも行った方がいいのでしょうか?

トレーニングメニューやストレッチメニューの中には具体的な回数やセット数が指示されていないメニューもあるのですが、その場合の目安はどこに定めればいいのでしょうか?

③鉄棒メニューは今は行っていませんが、それ以外を全て実施するのに約2時間ほどかかっています。この時間配分でよろしいのでしょうか?

④トレーニング後にストレッチはちゃんと行っていますが、翌日などに筋肉痛がきませんが、トレーニングの負荷か弱いからでしょうか?

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トレーニングが2時間もできるはずがない。ホークス選手の自主キャンプに同行して指導した時にも、当初僕の組んだトレーニング計画表を見て選手から「こんなに短くて良いんですか?」と質問が出た。最初意味が分からなかったのだが、彼らは午前・午後の二部練をイメージして「時間と量」で体を追い込もうと思っていたようである。プロからしてこのレベルであるから話にならないのが野球の世界だ。コンディショニングに関する知識は0に等しい。

トレーニングはコンディショニングの一つの要素に過ぎず、鍛えるための負荷に満ちたら、ダメージを回復させるために「休養」や「栄養」について考えなければならないのだ。運動する時間が長くなればなるほど「回復に要する時間」は不足して行くことになる。1日が24時間しかないことを知らなければならない。

トレーニングは長くても1時間。プロでも2時間がマックスである。ちなみにホークスの選手たちは僕のトレーニングでは木の陰で嘔吐することになった。きつさに音を上げたのである。やむなく強度を落としてその後をフォローしたのだった。

さて話を元に戻すが、自分の都合で勝手に行うべき種目をやらずに違うトレーニングだけで何とかしようと思っても上手く行くはずもない。長い年月をかけて作り上げた教材は意味のあるものだけを盛り込んでいるのだ。それを100%として考えると、減らした分はマイナスにしかならない。簡単な引き算である。

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