スピードを改善したいのであれば・・・

物理学をちゃんと勉強するべきだ。
その上で生理学や運動生理学、トレーニング科学を駆使していかなければならない。

競技スポーツ選手(Jr.からマスターズまで共通)のスピード能力を改善するトレーニング手法としてSAQトレーニングはポピュラーだが、その中でもラダーやミニハードルを用いたドリルはよく採用されている。

しかし、大事なポイントを外しているためにただのおもちゃになってしまっていることがある。おもちゃは『創造性』を高める上ではとても重要だが、そこに「指導者」がついて「指導してしまっている」から始末に負えない。

おもちゃを最大限に活用させるコツは、自由に好き勝手使わせることにある。それすらも理解できていない指導者は最早教育者ではない。

部活動の現場ではラダーやハードルをスタンダードメニューとして取り入れていることが少なくないが、そのことの効果や成果をどうやって評価しているのか甚だ疑問だ。これは昔から行われている「腕立て伏せ30回、腹筋30回」といった固定メニューとさして変わりがない。


ちなみに僕は、あまり現場でラダーやミニハードルを使わない。
使っていた時期もあるが、大して効果が無いので止めた。
いや、正確に言うと、もっと効率の良い方法がいくらでもあるので、わざわざ使う意味も無いと判断して止めた。


人が何故速く走れるのかは「力学」として捉えれば簡単である。
体重50kgの人間が50Mを7秒で走る時には「力」が必要である。
その「力」は長さと重さを持って上下左右に不安定な「人体」が発揮しているものである。

重心の軌跡や肉体の剛性をコントロールできずして運動のロスを軽減することはできない。
それが分かっていないのに取り敢えず「やらせている」だけの指導は害である。ましてポイントを外して遠回りさせるような指導は「犯罪」のレベルになる可能性もある。

だから、物理学って大事だよ。
難しいけど面白い。
そういう勉強も子どもたちには特に教えてあげる(気付かせてあげる)べきじゃなかろうか?


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